食材から辿る / 在来

牡蠣 素材 時期 C検証済

成立年代 前123000〜

牡蠣が、いつ・どこで食べ物として成立し、各地へどう伝わったかをまとめています。 原産地での成立を3ゲート(食材入手・調理技術・場)で示し、その後の各地への到来を記録でたどります。

汎存の在来食材(原産地を一点に持たない)。カキ科の二枚貝は世界の温帯〜亜熱帯の岩礁・干潟に在来し、採取した時点で生食もでき、入手と同時に食用が成り立つ。既知最古の証拠=紅海沿岸エリトリア Abdur Reef の最終間氷期(約12万5千年前)礁段丘で石器と共伴する二枚貝・カニ・カキの遺存(下限は既知最古証拠に依る)。完新世以降は各地の貝塚が連続利用を示す=オーストラリア(シドニー岩ガキの貝塚・前7000〜前5000年)/日本(取掛西貝塚 縄文前期前半=約6千年前の貝層がマガキ主体)。年代の幅が大きく、深層の下限は大学リリース経由の二次報告1件に依るため、年代は確定的でない

3ゲート

食材入手ゲート
在来(採取): カキ科(マガキ Magallana gigas/ヨーロッパヒラガキ Ostrea edulis/シドニー岩ガキ Saccostrea glomerata 等)は世界の温帯沿岸の岩礁・干潟・河口汽水域に自生し、潮間帯で手取り・磯採りで入手できる。外来食材の到来ゲートを持たず律速は食材入手(沿岸に到達できるか)のみ。台帳: 東アフリカ(幅前123000年〜)・オーストラリア(前5000年/幅前7000年〜)・日本(前4000年) いずれも在来
調理技術ゲート
殻をこじ開けて身を取り出すだけで生食可=加熱技術を前提としない。焼く・蒸す場合は殻ごと直火に置けばよく土器を要さない
場ゲート
大衆 / 沿岸・干潟(潮間帯に到達できる集落) / 沿岸の狩猟採集民〜漁村。採取地=食卓で、入手と同時に食用が成立し場ゲートは退化

各地への伝来 3

各地で食べ物として定着した時期の記録です。地域によっては、それに先立つ物理的な到来(観賞用など、食用より前の前史)が含まれることがあります。

  • 前123000頃 東アフリカ 在来
  • 前5000頃 オーストラリア 在来
  • 前4000頃 日本 在来

牡蠣の到来が成立を縛った料理 1

牡蠣が届く前には成り立たなかった料理です。到来年が、その料理の物理的な下限になります。

成立年不明 1

成立の下限(いつ以降か)が史料から決まらない料理。年代順には置けないのでここへ分けた ── いちばん古いという意味ではない。この食材の到来が下限を与えることは変わらないが、料理の側の成立年はまだ決まっていない。 「遅くとも◯年までに」はその年までに存在したことが押さえられているという意味で、その年に成立したという意味ではない。

牡蠣を使う料理 4

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