食材から辿る / 旧大陸
キビ 素材 時期 B検証済
キビが、いつ・どこで食べ物として成立し、各地へどう伝わったかをまとめています。 原産地での成立を3ゲート(食材入手・調理技術・場)で示し、その後の各地への到来を記録でたどります。
中国北部の磁山遺跡の貯蔵穴から、キビだけに特定できる穎の植物珪酸体が約10,300〜8,700 cal BP(前8350〜前6750年ごろ)の層で見つかっている(Lu ほか 2009)
3ゲート
- 食材入手ゲート
- 栽培化(キビ Panicum miliaceum を中国北部で栽培化)。磁山遺跡のキビは約10,300〜8,700 cal BP(前8350〜前6750年ごろ)。東アジア最古の畑作物とされる
- 調理技術ゲート
- 煮る・粥・蒸し等の加熱調理(在来知)
- 場ゲート
- 栽培地での食用化。食材入手(栽培化)と同年(原産地での食用は入手=栽培化と同時に成立。場ゲートは退化)
各地への伝来 5
各地で食べ物として定着した時期の記録です。地域によっては、それに先立つ物理的な到来(観賞用など、食用より前の前史)が含まれることがあります。
- 前8350〜前6750頃 中国 在来在地栽培
- 前1500〜106頃 ルーマニア 在来
- 前1000〜前800頃 日本 交易路在地栽培
- 前800頃 モンゴル 交易路在地栽培
- 時期不明 東欧 在来在地栽培
キビを使う料理 3
成立年不明 1
成立の下限(いつ以降か)が史料から決まらない料理。年代順には置けないのでここへ分けた ── いちばん古いという意味ではない。 「遅くとも◯年までに」はその年までに存在したことが押さえられているという意味で、その年に成立したという意味ではない。
- マクシム(飲料) キルギス 年代不明